営業アウトソーシングと営業派遣の違い。永久保存の徹底比較!
営業代行、営業アウトソーシングという言葉が様々なメディアで登場するようになり、ビジネスシーンにおいては随分耳にする機会が増えました。
最近打合せをしたお客様がおっしゃっていた言葉で、
「営業代行会社にお願いすれば、自社の商品を変わりに売ってくれるらしいね。」
「でもさ、それ、派遣と何が違うの?」
…という質問をいただきました。
営業代行という言葉が世に出回ったからといって、まだまだ営業派遣との違いが明確に認識されていないと感じたワンシーンでした。
そこで、本日のコラムでは「営業代行」と「営業派遣」の違いを徹底解説したいと思います。
ポイントは指揮命令権、つまりマネジメント機能です。是非ご覧ください。
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営業代行(営業アウトソーシング)とは
営業代行とは、文字通り営業活動を代行する行為、もしくはサービスを指しています。
一口に営業といっても、営業活動の一部分のみを代行するサービスもあるため、テレマーケティングも営業代行の一部と捉えることができます。
また、商談や対面での提案を含む契約や受注獲得を目的とした営業活動の全てを代行するケースも当然あります。
ポイントは、契約体系が業務委託契約であるという点です。
つまり、営業代行会社は報酬を貰う代わりに営業活動を行い『成果』を出すことが求められます。
ここで指す成果は、アポイントの獲得であったり、受注であったり、目的に応じて契約内容が異なります。
営業派遣とは
営業派遣とは、営業職・営業スキルを持つ人材、または営業をやりたいと志願した人材を、クライアント先に派遣する形態を指します。
クライアント(派遣先)は、必要な期間等を派遣会社に提示すれば、それに見合うスタッフを、必要な時に、必要な人数を、必要な期間だけ提供してくれます。
派遣されたスタッフ・人材は、派遣先(クライアント)または指定の職場に出社し、業務を推進することになります。
ポイントは、派遣契約の取り決める範疇で仕事を行うという点です。
営業代行と営業派遣の違い
幾つか異なる点はありますが、結果として最も大きな影響を及ぼす違いは『指揮命令権』にあると言われています。
平たく言えば、業務委託の場合は指揮命令権が委託元の企業にあります。
つまり、営業代行の場合は成果を達成するために、マネジメント機能も付いてくるということです。
一方で営業派遣の場合、指揮命令権は派遣先にあります。
つまり派遣先のマネージャーや管理職の指示のもと、スタッフは仕事を行います。
その他の違いは、代行はその道のプロフェッショナルが業務を代行することに『強み』や『特徴』を置いていることが多いため、成果を高めやすいという利点があったり、ノウハウをフル活用できるという点が注目されています。
営業代行と営業派遣、それぞれの活かし方
プロジェクトや営業活動の内容によって一概には言えませんが、一つの選別方法として、
営業戦略や営業ノウハウの機能も必要かor人的リソースだけ補填出来れば良いか?
上記で判断するのが良いと思います。
傾向としては、営業派遣の方が安価に済むことが多いため、営業のやり方が完全に決まっていたり、誰がやってもある程度成果は一緒…というケースで派遣の強みは発揮されるでしょう。
一方で営業難易度が高いものや、人の営業スキルに受失注が影響されやすい商品を扱う企業や、そもそも新規マーケットや新商品など戦略戦術の構築も含めて営業活動を行うという場合であれば、間違いなく営業代行をお勧めします。
豊富な経験や知識を活かし、マネジメント機能も含めてアウトソーシング出来るのは、それだけメリットがあるのです。
まとめ
営業代行と営業派遣の違いには、
・指揮命令権やマネジメント機能
・各業務分野の専門性の有無
この辺りが大きく違う点をお話しさせていただきました。
文中にも記載のある通り、内容や課題に応じてそれぞれの利点が異なるため、上手く併用して使い分けることが望ましいのではないでしょうか。
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