生成AI活用で営業組織を進化させよ!ディップ株式会社が実践したAI活用推進の方法とは?

2024年2月7日に開催されたJapan Sales Collection 2024の営業コンテスト「THE INNOVATORS」のトップバッター、ディップ株式会社の小池さん。【人と AI を組み合わせた新しい営業のカタチ「dip AI Force」】と題して、社内の営業におけるAI活用推進についてプレゼンをしていただきました。

従業員が「生成型AIを活用したくなる」ための障壁はなにか?それを解消するには・・・?AI推進プロジェクト、「dip AI Force」の軌跡をぜひご確認ください。

ディップ株式会社

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営業コンテスト「THE INNOVATORS」とは?
営業組織の革新的な取り組みをピッチ形式で披露し、豪華審査員によるフィードバックを受ける、挑戦者にも視聴者にも刺激を与える、「高めあう」コンテスト。

  Japan Sales Collection 2024 営業について「わかる・味わう・高め合う」をコンセプトに開催する、日本最大級の営業エンターテイメントです Japan Sales Collection 2024


目次[非表示]

  1. 1.AIの登場と、想像以上に変化しなかった世の中
  2. 2.AI推進強化のためのプロジェクト立ち上げ
  3. 3.AI推進のためにおこなったこと


AIの登場と、想像以上に変化しなかった世の中

3月14日オープンAI社がChatGPTを発表しました。このとてつもない性能に皆驚き、魅了されて世の中が一気に変わっていくと感じたと思います。そして時を同じくして3月14日、ディップの社員総会があり、我々の社長の富田氏がAIの活用に対してメッセージを出しました。AIが実装化された未来の動画が流れ、社員は皆心を躍らせました。

こんな内容の動画です。朝起きた手元のスマートフォンの中のAIが上司のAIと会話をする。そしてミーティングをセッティングしたり、タスクをほとんどこなしていってくれたりする・・。そういう未来です。世界が変わり、一気にAI化が進んでいくと、そう感じました。ところが現実はそうではありませんでした。世間でのAIの価値は真っ暗です。嘘が多い、怪しい、逆に面倒くさい。そういった声がたくさん聞かれましたし、ビジネスの場でも当然AIの活用は進んでいきませんでした。

それはもちろん、ディップも同じでした。2019年、ディップは「Labor force solution company」というビジョンを掲げ、僕らはそれまでやってきた「バイトル」「はたらこねっと」といった求人媒体だけではなく、DXの商材を新たに始めました。それで世の中を変えていこう。あらゆる労働課題を解決していこうと、そういうふうに動いてまいりました。

ディップ株式会社


AI推進強化のためのプロジェクト立ち上げ

この当時、社内での生成型AI利用率は20%未満でした。なかなか大きな変化はありません。そこでAI推進を強化するためのプロジェクト「dip AI Force」が立ち上がりました。4月の末でした。

プロジェクトメンバーは約20名。役職も部署も様々で、AIの関心が強いことと、チャレンジ精神が旺盛なところが共通点でした。加えて、プロジェクトメンバー以外に250名のアンバサダーを任命し、情報の収集役を担っていただきました。

このプロジェクト内ではさまざまな理論が行われ、「社員一人一人が、チャットGPT、いわゆる生成型AIを活用したくなる」環境を作ることをゴールとしました。

AI推進のためにおこなったこと

まず、チャットGPTプラスの申請者には全員全額補助を決め、同時にAI活用をしない理由を調査しました。すると、「変な情報を入れてしまうと学習されてしまい、危ないのでは?」という意識があることが明確になったんです。そこでAIガイドラインを全社で共通認識化し、入れていい情報と入れてはダメな情報を分かりやすく明示することにしました。

すると次は、「どうやって使ったらいいのかわからない」。そんな声がたくさん届きました。せっかく自然な言語で指示を出せたとしても、ちょっと指示を間違えると、ズレた回答が出てしまう。期待していた回答が返ってこない。そんなことが起こっていました。その悩みを払拭するために、活用できる200以上のプロンプトデータベースを現場のアンバサダーと作り上げ、一気に広げていきました。

しかし、僕らはそこで手を緩めませんでした。もっと使ってほしい、どうすれば使いたいと思ってもらえるのか・・・。悩んでいるときに目に留まったのが、ディップ社内でのコミュニケーションツールであるスラックでした。


続きは『JSC2024 アーカイブ動画』でご覧いただけます!

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監修者プロフィール

セレブリックス今井晶也



執行役員 カンパニーCMO /セールスエバンジェリスト

株式会社セレブリックスのセールスエバンジェリストとして、法人営業に関する研究、執筆、基調講演等を全国で行う。2021年8月には “Sales is 科学的に「成果をコントロールする」営業術” を扶桑社より出版。営業本のベストセラーとして累計出版数が5万部を超える。

2022年7月には単著二作目として “お客様が教えてくれた「されたい」営業” を出版。現在は執行役員 CMOと新規事業開発の責任者を兼任。管掌するプロダクトとして営業コミュニティのYEALE、営業専門の人材紹介のSQiL Career Agent、日本最大級の営業エンターテイメントJapan Sales Collectionなどがある。

Everything DiSCの認定トレーナーであり、専門は営業、プレゼンテーション、コミュニケーションスタイルと多岐に渡る。


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