ビジネスでも差がつく「クリティカルシンキング」の基本姿勢と4つの学び方

 

「クリティカルシンキング」は、ロジカルシンキングと並んで、ビジネスの場でも重要とされる思考法のひとつです。

別名「批判的思考」とも呼ばれており、あらゆる物事に対して「なぜそうなるのか」「本当にそうなのか」「別の捉え方もあるのではないか」など、疑問を問い続けることで、最適な結論を導き出すという考え方です。

元々はアメリカの教育業界で生み出された考え方ですが、現代の日本ではビジネスの場でも広く活用されています。

今回のコラムでは「クリティカルシンキング」の基本姿勢から学び方、ロジカルシンキングとの違いについて、詳しくご紹介いたします。

◎これからクリティカルシンキングを学びたい
◎ロジカルシンキングとの違いを知りたい

上記のような方には、お役に立てる内容ですので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

 

 

クリティカルシンキングの基本姿勢

クリティカルシンキングの基本姿勢は、下記3つとなります。

1.明確なゴールを設定
2.自分と他人の考え方に癖がある前提で分析する
3.結論に至るまで常に疑問を持って問い続ける

思考の目的を明確にした上で、自分を含めたその場の人間を客観的に捉えつつ、表面上に出てくる結論に対して、常に疑問を持ち問い続けるというのが、クリティカルシンキング(批判的思考)の基本的な思考工程です。

 

それぞれを解説いたします。

 

1.明確なゴールを設定

クリティカルシンキングは物事に対して批判的に問い続けることで、最適な結論を導き出す思考法です。

これまで当たり前とされていた結論に疑問を持ち、さらに深掘りを続けることで、今までにない新しい道が開ける可能性を秘めています。

しかし明確なゴールを設定しておかなければ、延々と無意味な問いを続けることになってしまうため、はじめに「考える目的」を決めておく必要があるのです。

 

2.自分と他人の考え方に癖がある前提で分析する

クリティカルシンキングでは、人間が誰しも「考え方の癖」を持っていることを理解した上で、分析する必要があります。

本人の気質や育ってきた環境・物事を見る際の着眼点など、その人ならではの癖があるのです。

例えば…
◎人を見る際に「長所に目がいく人」と「短所に目がいく人」
◎物事に対して論理的な考え方に偏り過ぎて、人の感情面を配慮しない
◎自分の正義にこだわり過ぎてしまう など。

こうした「人間の思考の癖」を認識しておくことで、状況の全体像を的確に把握できるようになります。

 

3.物事に対して常に疑問を持つ

結論に対しても多角的な視点から疑問を抱き続け、疑問点が出なくなるまで問い続けることで、物事を深掘りして本質に辿り着けるようになります。

常に「この結論は本当に正しいのか?この視点なら違った答えになるのでは?」という批判的な思考を習慣づければ、これまでとは違った状況を生み出せるかもしれません。

 

クリティカルシンキングの基本姿勢はこの3つであり、各工程を繰り返すことで最適解を導き出す思考法です。

 

 

ロジカルシンキング(論理的思考)の思考工程

クリティカルシンキングを語る上で、ロジカルシンキングについて触れないわけにはいきません。

ロジカルシンキングの「ロジカル(logical)」は、「論理的な・筋の通った」などの意味を持つ言葉であり、「シンキング(thinking)」は「思考・考える」意味を持つ言葉です。
この2つを合わせて「ロジカルシンキング(論理的思考)」と呼ばれています。

ロジカルシンキングの基本は「すでに出揃っている要素」に対して、論理的に道筋を立てて分析することで、最適解を導き出す思考法です。

データや物事のメリット・デメリットを中心に、ピラミッド構造で行う思考法であり、ビジネスの場では交渉やプレゼンテーションなどの場で、非常に役立ちます。

 

 

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いとは

ビジネスの場で結論を導き出すために重要と言われる「ロジカルシンキング(logical thinking)」と「クリティカルシンキング(critical thinking)」は、基本姿勢や目的が異なります。

ざっくりと、下記のような違いになります。

◎論理的思考法の例
出揃った要素に対して
AがBならCはDである、CがDならその次はGである。
だから結論はGである。

◎批判的思考法の例
結論はGであるに対して
AがBならCはDだろうか?
Bの次がDの可能性は?
結論は本当にGだろうか?実はHがあるのでは?

要点をまとめると、2つの思考法の違いは以下の通りです。

◎クリティカルシンキングは、客観的視点のもとで常に問いを続けることで最適解を導く
◎ロジカルシンキングは、出揃っている要素を整理整頓し分析することで最適解を導く

どちらかの思考法が優れているというものではなく、最適解を導き出すためには「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」を状況に応じて、使い分けると良いでしょう。

 

 

クリティカルシンキングを鍛える4つの方法

クリティカルシンキングはロジカルシンキングと並び、課題を解決するためにとても有効な思考法です。
習得すれば、ビジネスの場で役立つのは間違いありません。

そんなクリティカルシンキングですが
勉強や経験を通して誰でも身に付けることができます。

ここから、今後クリティカルシンキングを習得したいという人に向けて、主な習得方法を4つご紹介いたします。

 

1.書籍やネットの情報から学ぶ

クリティカルシンキングを習得するための方法を記した書籍は、数多く発売されています。

実際にセミナーなどで講師をしている著者が書いているタイトルも多いので、基本を勉強したい方は書籍などからスタートしてみるといいでしょう。

またネットもクリティカルシンキングをはじめ、ビジネスで役立つ思考法などの情報を入手することができます。

 

2.セミナーや勉強会に参加する

クリティカルシンキングを学びたいビジネスパーソンを対象にした、セミナーも定期的に開催されています。

主に営業や経営に精通した企業が主催しており、書籍やネットでは得られない実践的な情報やノウハウを学ぶことが可能です。開催情報はWEB上に公開されているものがほとんどなので、興味がある方は探してみてはいかがでしょうか。

受講費用はセミナーによりますが、数千円から数万円前後が相場となっています。

 

3.ビジネススクールに通う

より本格的にクリティカルシンキングを学びたい場合は、ビジネススクールに通うのも選択肢のひとつです。

ビジネススクールであれば単日の研修ではなく、一定の期間を通し、しっかり組み込まれたカリキュラムの中で、実践的かつ体系的に学ぶことができます。

書籍や独学では身に付けられないビジネススキルが身につけられるため、自身と周囲を差別化するのにも有効です。

 

4.日常や仕事の中で実践する

ビジネス・プライベートを問わず、常にクリティカルシンキングを習慣付けることで、自然と活用できるようになっていきます。

セミナーや書籍で基礎を身につけ、実践の場での考え方を学んだあとは、積極的に日々の中で批判的思考をしてみるようにしましょう。

 

 

まとめ

課題の抽出から解決まで、ビジネスのさまざまない分野で役立つクリティカルシンキング。その有用性から、社内研修にクリティカルシンキングの学習を導入する企業も増えてきており、今後ますます需要は高まっていくでしょう。

ビジネスパーソンとしてステップアップを目指している方は、ぜひクリティカルシンキングを習得してみてくださいね。

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